島村楽器テクニカルアカデミー 公式ブログ

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工房取材&インタビュー ギタークラフト&リペア科 2学年主任講師 金澤先生



金澤弦楽器工房のオーナーとして楽器製作や修理を行う一方、ギタークラフト&リペア科2学年主任講師を務める金澤先生。今回は工房取材とご本人への直撃インタビューを行いました。

●ギター職人の道を志したきっかけは?

大学卒業間近に、自分は将来何を生業にしていくのかと生まれて初めて考える機会が訪れました。10代の頃よりギターを作りたいという夢がありましたが、今日のようにインターネットも普及しておらず、情報を取得しづらい時代であり、夢は夢としてと諦め始めた時に外国の友人からアメリカのギター製作学校についての情報を得ました。「百聞は一見にしかず」行ってみることにしました。この時点では正直まだ悩んでいましたが、実際の作業現場を見て今までに体験したことのない心の底から溢れてくる情熱を感じた時、この道に入ろうと決意しました。

●個人工房を経営するために必要なことは?

第一に、工房が成り立つためにはどうしてもお金の問題があります。家賃、光熱費などの諸経費に加え、木材、消耗品など多くのものにお金が掛かります。技術力はもちろんですが、しっかりとしたコスト感覚を持ち合わせていなくてはいけません。もうひとつは営業力。職人は“口数少なくとも”というのは一昔前のことで、やはりしっかりとしたセールスができなくてはなりません。
技術力、営業力、コスト管理、この3つが工房の経営には不可欠な要素です。

●授業を行う上で気をつけていることは?

チームというのは一人ひとりの強力な個性が合わさって初めて強いものになります。学生も個々に大きな輝きと個性を持っていますので人と違うということを否定せず良い所を見つけ、存分に発揮できるよう務めています。一方集団というのはしっかりとした旗頭の下同じ目的に進んで行かねばなりません。きちんとした規律の中、何故そうなのかという事を説明した上で、社会人としてのマナーをしっかりと学ばせるよう心掛けています。

●ギター職人として大切にしていることは?

お客様から直接受ける仕事はお客様の顔が見えますが、行き先が見えない製作、修理の仕事も多々あります。お客様に喜んでいただき、役に立てたという満足感が全てですので、どちらにせよ最終的にはお客様の手に届くのだと思うことで大きな喜びとなります。

●入学を検討されている方へメッセージ

「思った時、やりたいと思った時がスタートであり、遅いことはない。」という言葉がありますが、この言葉は私のモットーであり、職人として生きていく上で一番大事にしていることです。「やりたいと思う」ことが夢を実現するためにまず必要なことです。


ギタークラフト&リペア科:ギター製作&リペア技術を修得 | 代官山音楽院