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島村楽器テクニカルアカデミー 公式ブログ

音楽技術専門の学校『島村楽器テクニカルアカデミー』の公式ブログ!音楽の職業・仕事を探す人は必見!

在校生ロング・インタビュー~ Arimitsu Ryosuke 有満良祐さん

ドラムテックを目の当たりにして衝撃を受けた

今日はドラム・パーカッション総合科の前身となった音響アーティスト科2年生の有満良祐さんにお話を伺いました。

-今日はドラム・パーカッション総合科に興味をもっている方々に、ドラムに関わる在校生の声を届ける企画でお話を聞かせてもらいます。どうぞよろしくお願いします。

有満:よろしくお願いします(照笑)

-まず学科の話に入る前に、有満さんの音楽との関わりと、音楽の道を志すきっかけとなったことを教えてください。
f:id:daikanyama-ongakuin:20141027161418j:plain:right:w300有満-だいぶさかのぼりますが、子どもの頃、父が聞いていたポール・マッカートニービートルズの影響を受けて育ちました。中学からは吹奏楽部に所属し、その頃から打楽器を打ち始めました。高校生になっても演奏を続け、高校3年生の春に代官山音楽院のオープンキャンパスで、師匠となる谷本成輝先生の授業を体験したのがこの道に入ったきっかけです。


-谷本先生の授業体験はどのようなものでしたか?

有満:ドラムテックというものを自分自身何もそれまで知らなかったので、ドラムテックの未知なる可能性と、「ドラムテックは何か?」を語る谷本先生に衝撃を受けました。

-そして、入学を決めた・・・

有満:そうです。すぐに入学を決め、ドラムテックの道を志しました。


インタビュー前、チューニングに躊躇なく取り掛かる有満さん



「成功」よりも「失敗」して学んだことが多いのは確かです

-今日は有満さんのドラマーではなく、ドラムテックとして側面を中心のお話を伺いたいのですが、授業で行っている学内の実習と、院外実習の内容についておしえください。両方に共通する点と、違いはどのようなところにありますか?

有満:基礎的な知識と技術は当然共通しています。
院内では学生として学んでいるというちょっとした安心感がありますが、院外はまったくの別物。
一言で「現場」そのものです。
「実習」ではなく「仕事」として行くという自覚を持たないといけないと思うようになります。ただ、学生の内から現場の雰囲気を味わえるカリキュラムがあるのはありがたいと思っています。
他の専門学校ではあまり体験できないはずです。

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-谷本先生はどのような先生ですか?厳しいですか?

有満:面白い先生です。尊敬している師匠です。
そしてたまに天然です(笑)
仕事に関しては当然厳しいですが、「人としてどうなのか?」など「人間性」も厳しく指導してくれます。
自分はよく「言葉遣いが悪い」と言われ叱られることがあります(笑)


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-現在、有満さん自身が学外での現場経験を積みつつあると谷本先生からも伺っていますが、有満さん自身が現場に入って気をつけていることはどんなことがありますか?

有満:やはり、自分の実力を出し切っているか、以前の現場から比べて自分が成長しているかどうかを常に考えています。

-学校で谷本先生の授業を受けていてよかったと思うのでどのような場面ですか?
f:id:daikanyama-ongakuin:20141027162846j:plain:right:w300有満:一般のドラムに触れた事がない人でも楽しめるような授業を毎回講義していただけていつも楽しい。
洋書を使ってドラムの歴史について教えてくれる授業があり、とても楽しかったです。
また自身のアメリカでの経験や現場での経験談など「マニュアル外」のことも教えてくれるので将来自分がどうしていけばいいのかいろいろ考える上で参考になります。

-在学中から現場に出るのはけっこう精神的なタフさが求められると思いますが・・・くじけそうになることは??

有満:たまに現場で失敗する時があります。その時は崖から飛び降りたいくらい落ち込みます。
でも最近「成功」よりも「失敗」して学んだことの方が多いのは確かです。
「最後に成功すれば挫折は過程に変わる。だから成功するまで諦めない」サッカー選手本田圭佑の名言ですがまさしくそのとうりだとおもいます。ですので失敗を恐れない変わりに命がけで取り組んでいます。

ドラムテックの原点は、ドラマーでもあるということ

自分自身が困った経験があったから、本当に困っている人を助けられるドラムテックになりたい

-ありがとうございます。この先も数々の現場経験を積み重ねていくと思いますが、将来どのようなプロフェッショナルになっていきたいと考えていますか?

有満:「有満に任せれば大丈夫だ」といろいろな方から信頼され、仕事を依頼されるプロフェッショナルになっていきたいです。

-いろいろな人ですか?
f:id:daikanyama-ongakuin:20140919124620j:plain:right:w300f:id:daikanyama-ongakuin:20140918150010j:plain:right:w350有満:そうですね。1人のアーティストに専属でつくようなドラムテックもいますが、自分はできるかぎり多くの、本当に困っている人のところに行きたい。たとえば、小学校のドラムなど、破れたヘッドにガムテープが貼られたまま叩かれるいるドラムなどもあります。自分自身が昔困った経験があり、人に助けてもらったからこそ、自分もそういう本当にドラムテックを必要としている人の役に立てるドラムテックになりたいです。
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ドラムテック有満良祐によって割れ修理を施されたシンバル修理の一例
ドラムテックの仕事は驚くほど多岐に渡る

在学中からプロ意識をもつこと

有満さんのインタビューからは、在学中からプロ意識をもつことの覚悟をひしひしと感じられました。それはいつも谷本先生が日々学生たちに語り続けていることに他なりません。

インタビューの最後には、最近有満さんがドラムテックとして参画したバンド、JiLL-Decoy Association、通称ジルデコのアルバムを見せてもらいました。

「うれしいっすよ!」と少し照れながらアルバムを見せてくれた有満さん、「ジャケット、学校のブログに載せて下さいね!」としっかりバンドを支える役割を忘れないアピールをしてくれました。

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有満さんがドラムテックとして参画したJill-Decoy association の6thアルバム ~Just a Hunch~

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歌詞カードにクレジットとして、ドラムテックの名が記された

覚悟を決めさえすればどんな困難も乗り越えられるはず

-ありがとうございました。最後に実際にこれから、ドラマー&ドラムテックの道を模索している後輩たちに一言メッセージをください。

有満:そうですね・・・、専門学校に入ったからと言って、それだけで安定が約束されているわけではないと考えてほしい。好きなことが飯を食べるためには、自分で自分の道を切り開くことが必要だと思います。でも、それは覚悟を決めさえすれば、どんな困難も乗り越えられるはずだと自分は考えています。自分もまだ始まったばかりなので、お互いの腕を現場で磨き合えるといいですね。

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仕事の一つの到達点としてのアルバムを見せてくれた

有満さん、今日は授業と仕事の合間の忙しい時間を割いてくださり、ありがとうございました!
在学中からプロになるという、現場は自ら開拓するという谷本先生から引き継いだスピリットを今後も体現し、活躍されることを楽しみにしています!

有満良祐(Ryosuke Arimitsu)

HP:http://ardrumtech.wix.com/drumtecharimitstu
プロフィール:
1995年生まれ、鹿児島県出身。
高校卒業後、単身上京し、音楽の道で生きるべく現・音響アーティスト科の門を叩く。
2年生となった現在(2014年)では、院外実習以外にも個人で開拓した現場での経験を積み、講師からも外部委託の業務を任されるまでになる。中・高校時代の吹奏楽部における経験もカバーするフィールドを広げる大きな強みとなっている。
これまでのドラムテックとしての主な活動歴・現場:
 ・Motion Blue Yokohama
 ・JZ Brat Sound of Tokyo
 ・Billboard Live TOKYO(六本木)
 ・ブルーシアター(六本木)
 ・島村楽器店舗スタジオ
 その他、都内リハーサルスタジオ、教育機関など