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コントラバス塗装~セッティング そして完成!

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鈴木さんのコントラバス製作、下地ができあがったあとはいよいよニスを塗っていく工程に入っていきます。

鈴木さんは今回、シェラックという樹脂をベースとしたニス(溶剤がアルコールのため、一般的にアルコールニスと呼ばれていることが多いです。)を用いています。

シェラック系のニスはハケ使いのコントロールが難しく、筆運びを間違えると前の塗装を剥がし取ってしまう危険があり、慎重さが求められます。鈴木さんがコントラバスの塗装に用いている筆はバイオリンに用いるものと比較して横幅が大分大きいですが、それでも筆幅や一回で塗らなくてはいけない面積はそれ以上の差があり、筆を移動させ全体を塗り終えるまでの時間はかなりかかります。大型故に楽器をぶつけないような慎重さや塗りやすくするための楽器配置の気遣いも別に求められます。見ていて、かなりの集中力が求められる作業であると感じました。

塗面が完成してからはセッティング。コントラバス独自の作業もあり、ハンドメイドならではのこだわりの部分なども見楽会で解説してくれました。目立つものとしては例えばペグマシンの取り付けは等はバイオリン~チェロにはないもので、その工程を間近で見られるのは貴重です。

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鈴木さんのコントラバス製作は、同じくバイオリンの完成を目指しているバイオリンクラフト&リペア科本科2年生よりも一足先に完成し、今回2度目となる見楽会も10月30日で無事終了しました。
ご参加いただいた方にはこの場をもって改めてお礼申し上げます。

さて、5月と10月の計2ヶ月の期間を経て完成したコントラバスは代官山音楽院も出展してる2014弦楽器フェアにて鈴木さんの個人展示ブースに出展されるようです。興味がある方は是非、この機会に見てみてはいかがでしょうか。