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島村楽器テクニカルアカデミー 公式ブログ

音楽技術専門の学校『島村楽器テクニカルアカデミー』の公式ブログ!音楽の職業・仕事を探す人は必見!

講師インタビュー ギタークラフト&リペア科 1学年主任講師 今野先生

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講師陣の中でも、ひときわ職人オーラを放つギタークラフト&リペア科1学年主任講師の今野先生。今回、そんな今野先生に直撃インタビューを行いました。

●ギター職人の道を志したきっかけは?

中学生の頃、兄の影響でギターを弾き始めました。聴いていた音楽は洋楽ロックばかりで、当時のアメリカのバンドをよくコピーしていましたね。高校生になると色々と情報が入るようになって、元々「ものづくり」が好きだったこともあり、興味がギターそのものに向かっていきました。当時はアルバイトで貯めたお金でギターのパーツを買って、自分で見よう見真似で交換したりもしていました。今考えると結構無茶苦茶でしたが、ピックアップをEMGに交換して、いざアンプに繋いで・・・・・音が出たときは感動しました。この感動が忘れられず、自分の将来を考えたときに「この道だ!」と決めました。

●ギター職人として必要だと感じることは?

職人に限らず社会人として必要なことなのですが、論理的思考が出来るかどうかだと思います。仮説をたて、その時点で最良と思われる行動を取り、その結果を検証し、そこからまた仮説を立てる。この繰り返しが大事だと思います。ギターの製作・修理においてもこのサイクルが出来ていれば技術自体は必ず身につきます。あとはギターに限らず様々なことに興味を持ち、諦めない心とやりぬく意志があれば結果は自ずと付いてきます。そして最も必要なのは心と体が健康であることですね。

●授業を行う上で気をつけていることは?

一番に気をつけていることは、学校の教育理念の一つでもある“自立性”を身につけさせるということです。例えば学生が質問に来たときに簡単に答えるのではなく、学生自らが解答を出せるようなヒントを与える様に心掛けています。このやり方だと時間は掛かりますが、自ら判断し、行動していくというスキルが身につくと思っています。特に将来「自分の工房を持ちたい」という考えを持っている学生には必須なスキルです。指示されたことを素直に実行することも大切ですが、その先にある自立性がなければ仕事は楽しくありません。その他にも技術者としての基礎である「刃物の研ぎ」や「教室・机の清掃整理」に力を入れて取り組んでいます。こういった単純作業というのは、学生は疎かにしがちなのですが基礎を大事にすることで、作業の効率や安全面の向上、さらには忍耐力も身につくと感じています。

●ギターを扱う仕事のやりがいについて教えてください。

難しいリペアや製作工程を試行錯誤しながら完成形に持って行けた時や、簡単なリペアだったとしてもお客様にものすごく喜ばれたり、感謝されたりするとやりがいを感じます。ものづくりの面でも、設計段階で描いたイメージを徐々に形にしていくというやりがいがあります。なかなかイメージ通りに行かない時も、その過程で試行錯誤すること自体楽しいですね。

●入学を検討されている方へメッセージ

好きなことを仕事にするのは勇気のいることですし、職人の道は楽ではありませんが、好きだからこそ続けられることでもあります。技術の修行は一生続きますが、飽くなき探究心とポジティブな向上心があれば、きっとやりがいのある仕事だと思います。




ギタークラフト&リペア科:ギター製作&リペア技術を修得 | 代官山音楽院